今日は、喉の渇きで夜中に目覚めがちな僕が、寝る前にステンレスマグボトルをベッドに配置して、睡眠障害に対策した話をする。
経緯
僕はうつ病を患っていて、医者の処方した治療薬を適切に服用している。これは個人的な体験談だが、うつ病の治療薬を服用していると、以下のような理由で睡眠不足になる。
- 喉が極端に渇く
- 夢(特に悪夢)の内容で飛び起きる
喉が渇いて目覚めた場合、ベッドから出て水分補給をしにいくのだが、これが非常に面倒くさい。とはいえ、本当に全身の水分が不足しているので、そのままでは寝付けないのだから、仕方なく毎回起き上がっていた。
水を飲む行為も、運動の一部に含まれるはずで、水分補給した後は寝つきが悪くなる。一般的に、「寝る直前には運動を避けるべき」というのは、広く知られていると思う。
- 喉が渇いて目が醒める
- ベッドから起き上がる
- 水分を補給を動作する
- 歩いてベッドに戻る
- 眠れない
上記のような悪循環が続いていた。
僕は、うつ病からの回復を直近の最優先目標にしている。夢を見ることは、無意識に行われるのでどうしようもないが、喉の渇きには何らかの対策が取れるはずだ。
ベッドで水を飲みたい
結論から言うと、ベッドから起き上がらずに水分補給できる方法を探すことにした。
先述の通り、水を飲みに行くという行為も運動なのだから、睡眠障害の観点からできるだけ避けたい。また、僕はズボラな性格なので楽をしたい。面倒な気持ちはストレスにつながるので、うつ病からの回復から遠のくと考えた。
様々に思案した結果、2つの解決案を思いついた。
- 350mlか500mlのミネラルウォーターを買う
- 水筒を買って、寝る前に水を入れる
1は経済的な理由からエコではないので却下。Amazonで調べてみたところ、500mlのミネラルウォーターは、定期便を利用すれば1本49円で入手可能だ。年間365本のペットボトルを消費するのだから、年間のコストは18,000円弱となる。その人の経済状況にもよるが、僕にとっては無視できない金額だ。
必然的に2の水筒を買うことにした。次は、どのような水筒を買うべきか要件を決める。
水筒の要件
- できるだけコンパクトであること(350mlが望ましい)
- 漏水しないこと
- プッシュ方式で片手で開けられること
- 洗浄が楽であること
1はベッドに転がして一緒に寝るのだから、デカすぎると困る。一方で量が少ないのではないかという懸念がこの時点ではあった。
2については言うまでもない。睡眠中にベッドで水が漏れようものなら大惨事である。
3はAIに相談した結果得られた知見である。確かに漏水に強くあって欲しいが、同時に開けるために力が必要となれば、面倒だし血行が高まり寝つきが悪くなる可能性がある。開けた時に水が飛び散るリスクもある。
4は毎日使うものだから、面倒くさがりやの僕にとっては重要だ。洗浄は水で注いで、あとは乾かすだけという形式が望ましい。どうせ中には水しか入れないのだから、洗剤は不要のはずだ。飲み口だけ、気になった時に除菌シートで拭けば十分だろう。潔癖症の人向かないアイデアかもしれない。僕は気にしない。
購入して使ってみての感想
上記の要件を満たす水筒をECサイトで検索して、2,000円程度のステンレスマグボトルを購入した。実際に1週間運用してみての所感を述べる。
- 350mlでは足りなかった
- 漏水は発生していない
- プッシュ式は楽だが、無理に片手で使えることにこだわる必要はなさそう
- 洗浄はめっちゃ楽
1については、僕の体格や喉の渇き具合から350mlでは足りなかった。後日、同じモデルの500mlを購入したところ、これがちょうど良かった。サイズは大きくなったが、枕元に転がしておいても、僕はあまり気にならなかった。使わなくなった350mlの方は、LINEで確認して、今度帰省する時に母親へプレゼントすることにした。
2は事実なので特に感想はない。
3は議論の余地がある。プッシュ式は実際使ってみて非常に快適なのだが、漏水防止のため、プッシュボタンにロック機構が備わっており、これを外すのに無意識に両手を使ってしまう。もちろん、片手でロック機構を解除することもできるが、寝起き直後なのでそこまで頭が回らない。
4は予想以上に楽だった。瓶部分は水で注ぐだけで済む。蓋は飲み口の部分だけ流水と指で擦ったあとに、キッチンペーパーで乾拭きしている。洗剤は使っていないが、今のところ僕の体に異常はない。また、水洗いで十分だとするのには理由がある。
僕は歯軋りの癖があって、歯医者で歯軋り用マウスピースを作ってもらっている。医者にメンテナンス方法について尋ねたところ、水洗いして乾かすだけで十分との回答を得ている。気になるなら、たまに洗浄剤と歯ブラシで掃除すると良いとアドバイスを受けた。
口の中に長時間入れているマウスピースが、水洗いと自然乾燥で問題ないのだ。水しか入れてない水筒の飲み口ぐらい、適当に洗っても大丈夫だと確信している。
まとめると、喉の渇きに対してステンレスマグボトルを購入したことは正解だったと言えるだろう。
抗うつ薬と喉の渇きの情報リソース
抗うつ薬はその効果が現れるのに、通常1~2週間を必要としています
ところが口の渇きや眠気などの副作用はそれよりも早く、通常は服用後から現れてきます。このため薬の効果がすぐに現れないだけでなく、副作用が早く現れるために、この抗うつ薬は自分にあってないとか、恐ろしい後遺症を残すのではないかと不安になり、服薬を中断してしまう人がいます。抗うつ薬はじっくりと効いてくる薬ですから、あせらず主治医の説明をよく聞いて使ってください。
https://www.pref.kyoto.jp/health/health/health04_d.html
主な副作用としては、SSRIでは吐き気・食欲不振・下痢、SNRIでは吐き気・尿が出にくい・頭痛、NaSSAでは眠気・体重増加などがあります。三環系では、口が渇く・便秘・立ちくらみ、四環系では眠気・ふらつきなどが考えられます。
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_204.html
向精神薬の副作用による唾液減少(口渇)は高
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjghp/22/3/22_221/_pdf
頻度に認められ,患者の QOL 低下のみならず,
治療コンプライアンスの低下につながる深刻な問
題である。
今日はここまで。また次の記事でお会いしましょう。







