読書感想文:藤井英子『ほどよく忘れて生きていく』

今日は時間がないので、最近読んで一番良かった本を簡単に紹介する。


藤井英子『ほどよく忘れて生きていく』

91歳の現役心療内科医が存在すること自体が驚きである。

全体的に、とても優しい言葉で語りかけるように書かれていて、右ページには著者のメッセージが大きな文字で配置されている。その後ろに具体的なエピソードが続くという構成。全部で71のエピソードが綴られている。右ページのキャプションを読むだけなら、読破するのに30分もかからないんじゃないかな?

01.「折り合い」は忘れる


人間関係は、考えすぎない方が
うまくいく気がします。
「折り合い」の前に、
「相手を考えない時間」を
持つことです。

藤井英子『ほどよく忘れて生きていく』24Pより引用

こんな感じのメッセージを71個読める。

紙の書籍で買ったんだけれども、いつでも読めるようにKindleでも購入する。傷には絆創膏を、風邪には風邪薬を買うのと同じように、心の病にはこの本を常備薬として、常に手元で参照できるようにしたい。

個人的経験に照らし合わせれば、僕はこの本に書かれている内容と全く逆の考え方をしていた。だからメンタルを病んだんだろうね。


今日はここまで。また次の記事でお会いしましょう。

“読書感想文:藤井英子『ほどよく忘れて生きていく』”. への1件のコメント

  1. 読書感想文:ガイ・ウィンチ『NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』 – シンとフォンドの冒険 のアバター

    […] 『ほどよく忘れて生きていく』と『自分で心を手当する方法』、ざっくりいうとどちらも同じような内容が書かれている。前者はおばあちゃんの知恵袋的な格言集(それでも現役の内科医が書いているので科学的根拠に基づいている) 本書は理路整然と整理されたメンタルへの対処マニュアルだ。 […]

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Synk

1980年代生まれ。男性。独身。日本在住。IT企業勤務。

現在の関心はうつ病の回復と投資。そして、幸せに生きること。

うつ病という医療に関するセンシティブな話題を扱うため、匿名性を重要視しています。

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