今日は『内向型を強みにする』という本を読んだので、その読書感想文を書く。書評ではなく、読書感想文だ。
書評と読書感想文の違い
僕は、書評と読書感想文は別ものだと考えている。両者の違いについて、詳しく書くのは面倒なので、外部の資料やAIによる解説を参考として挙げておく。
「読書感想文」とは、「本を読んで感じた気持ちや思いをまとめた文章」を意味する言葉です。
https://chigai-hikaku.com/?p=34478#toc3
書評は読書感想文と異なって、その本をまだ読んだことがない人に内容を正確に伝え、自分の意見を紹介するものです。その点で書評は、自分の想いを書けばよい読書感想文と違って、より他者を意識し、内容理解や意見に責任を持って書くものといえそうです。
https://www.kobe-c.ac.jp/cms/application/files/7915/2782/0535/university-advice.pdf
書評と読書感想文は、書籍に対するアプローチの違いを示しています。書評は書籍そのものとその価値を分析・評価することに重きを置き、読書感想文は書籍を通じて得られる個人的な体験や感情を大切にします。どちらも書籍に対する深い理解と愛情を基にしていますが、表現の仕方が異なります。
https://chat.openai.com/share/5e64892a-c905-43e0-a6ba-bbdc81cd9d5d
今回、そして今後、僕が書く書籍についての記事は、原則として「読書感想文」だ。書評は、客観性や透明性を担保しなければならない。これは、僕にとって労力を要する作業であり、現在の僕の関心ごとからは遠い位置にある。
書籍『内向型を強みにする』について
この本は古本屋のブックオフで220円で購入した。2013年に日本で翻訳されて出版されたものだ。
まずは以下の写真を見てほしい。

僕は現在うつ病を患っている。自分の病気や性格について知ろうと思い、この本を購入した。ところが、カフェでこの本を開いた瞬間、正直後悔した。なぜなら、あまりにも行間が詰まっていて、ページには大量の文字が溢れていた。とてもではないが、読める気がしなかった。
僕にとって、本は3種類に分類される。
- 電子書籍リーダーで読める本
- 紙の書籍で読める本
- 紙の書籍でも読みづらい本
基本的に、僕は電子書籍リーダーで読書する。手軽に購入できて、収納に困らないからだ。漫画や自己啓発書の類は、スマートフォンで読むことが多い。
しかし、僕には電子書籍では読みづらい本がある。難しい内容が書かれている専門書をはじめとして、なぜか紙でなければ読めない場合がある。その時は、Amazonか書店で紙の書籍を購入する。そして最後に、紙の書籍ですら、読むのが辛い本が存在する。
残念ながら、本書はその3に該当するようだ。
加えて、著者はおそらくアメリカ人であり、想定している主な読者も2013年のアメリカ人だ。したがって、この本の文脈には多分にアメリカの文化性・社会性が含まれている。日本人の僕が読むには、著者との距離が「遠すぎる」と感じた。果たして、僕はこの本を最後まで読み切ることができるのか? とても不安になった。
積読はメンタルを病む
僕はこれまで、たくさんの本を最後まで読み切ることができずに、多くの挫折感を味わってきた。僕はメンタルが弱いので、その度に自分のだらしなさを責めた。
僕は現在、うつ病から回復するために、自分の心をコントロールする方法について強い関心を持っている。そのために、書籍やYouTubeでうつ病や気持ちのコントロール方法について学んでいる。これらの中には、読みやすいものもあれば、そうではないものもある。
残念ながら、この『内向型を強みにする』は、僕にとって読みやすい本ではなかった。だが、ここで本を読むのをやめれば、また僕のメンタルが悪化することは明らかだった。問題は解決しなければならない。僕はこの本を攻略することに決めた。
いかにして僕はこの本を攻略したか
結論から言うと、僕はこの本を読み切った「ことにした」
やり方は単純で、まずは目次をざっと眺めて全体の構成を確認する。次に、ページをめくっていき、見出しだけを読むようにした。それ以外の文章は、全体的に画像として捉えた。頭の中で文章を声に出して、先頭から読むような行為は避けた。気になるところだけ、拾い読みした。ページをめくる速度も一定に保ち、気になる部分を読むときだけじっくり読み進めた。
上記の方法で、僕はこの本を30分程度で読み終えた。結果として、僕は内向型についてのわずかばかりの知識と、苦手な書籍を読破したという成功体験を得た。これで良いのだ。
書籍の内容について
先述の通り、僕はこの本については主に見出ししか読んでいない。途中、内向型と外向型の人の脳の構造についての違いについて、図説があった。そこは面白かったのでじっくりイラストを見ながら楽しんだ。
著者によれば、アメリカ人の7割は外向型であり、3割が内向型だそうだ。内向型はマイノリティであり、そのために生きづらさを感じて、苦しんでいる人が増えているそうだ。これは2013年のデータに基づく記述なので、現在では状況は変わっているかもしれない。
僕の勝手な予想では、日本人の場合は外向型なんて1割にも満たず、9割以上が内向型ではないかと思う。アメリカ人は陽気で、日本人は陰気といった国民性の違いも、本書に書かれているような、脳の構造の差による影響も多少はあるのではなかろうか。
この本では、内向型の人間が、社会とうまく付き合っていく方法について具体的に紹介されていた。読み飛ばしたので、詳細は覚えていない。でも、それで良い。必要になったらすぐに読み返せるように、この本はすぐに売らず、しばらく手元に残しておこうと思った。
今日はここまで。また次の記事でお会いしましょう!








“読書感想文:マーティ・O.レイニー『内向型を強みにする』”. への3件のフィードバック
[…] 今日は『自分で心を手当する方法』を先日紹介した飛ばし読みで読んだので、この読書感想文を書く。 […]
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[…] 書評と読書感想文の違いについて、読書感想文:マーティ・O.レイニー『内向型を強みにする』で書いているので、興味がある人は読んでみてほしい。 […]
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[…] 書評と読書感想文の違いについては、”読書感想文:マーティ・O.レイニー『内向型を強みにする』” にて明らかにしているので、興味がある人は読んでみてほしい。 […]
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