『靴修理屋ゆかり』に命を救われた話

今日は、『靴修理屋ゆかり』に命を救われた話をする。


趣味はうつ病に有効

僕は現在うつ病を患っていて、回復に向けて療養を続けている。うつ病の回復には趣味を持つことが大切らしい。

うつ病の回復には趣味を持つことが有効に働きます。これは人が基本的に1つのことしか考えられず、趣味に取り組んでいるときには趣味のことしか考えなくなるためです。

趣味を向上させるためのことを考えるようになり、マイナス思考が向上心や好奇心に傾いてくることで、気分転換ができるようになります。

https://www.rework-program.jp/knowledge/2572

メンタルに良い趣味と悪い趣味

メンタルに良い趣味、悪い趣味【精神科医・樺沢紫苑】

趣味がうつ病に効果的な理由は、没入感にあるそうだ。没入している時には、集中力を高めるドーパミン、エンドルフィン、アナンダミドといった脳内物質が出る。これらの中でも、エンドルフィンとアナンダミドにはリラックスを促し心を癒す効果がある。

なので、うつ病からの回復には、没入した状態を持つ体験(≒趣味)が重要というわけだ。手先を動かす編み物や、散歩といった運動はおすすめできるそうだ。

ただし、ドラマ・スマホ・ゲームなど明るい画面を5〜6時間も見続けるような、脳を長時間興奮させ続ける趣味は注意が必要とのこと。1〜2時間程度であれば問題ないそうだ。

革靴趣味に目覚めた

僕は現在、革靴を趣味の1つにしている。先の樺沢先生の動画を踏まえると、革靴を趣味にすることには以下の利点がある。

  • 革靴の手入れのために手先を使う機会が増える
  • 革靴を履いて出かけることで、運動する機会が増える

無理やりこじつけた感は否めないが、その革靴趣味に目覚めるきっかけとなったのが、『靴修理屋ゆかり』というわけだ。

『靴修理屋ゆかり』とは

動画配信者のshiyomifu氏が、自身のYouTubeチャンネル『革は食べられないch』で公開している動画シリーズである。いわゆるVOICEROID解説動画というやつだ。

おそらくは本業の靴修理屋であるshiyomifu氏が、VOICEROID結月ゆかりによる軽快な語り口調で、靴を修理していく過程を、丁寧かつ面白おかしく解説している。視聴していて、非常に楽しい

物を修理するって素敵

僕はこの動画を視聴していく中で、革靴に興味を持ち、所持したいと思った。それだけではなく、物を修理して長く使い続けることの良さに気づいた。以下のようなメリットがあると考えている。

  • 長く使い続けることで、その物に対して愛着が湧く
  • 新品を購入するよりも、長期的に見てコスパが良い
  • 手入れや修理という作業が、没入感を高めてくれる
  • 履き潰した靴を捨てなくなるので、環境にも優しい

先にも述べたように、うつ病からの回復には没入感を持てる趣味が効果的だ。実際、革靴を手入れしたり、革靴を履いて散歩や買い物に出かけたりすることを、僕は楽しいと感じている。それだけではなく、靴以外の最近は古着や中古品売買にも興味が出てきた。

ゆかりさん、ありがとう

というわけで、僕が最近趣味を楽しめているのは、靴修理屋ゆかりのおかげなのだ。

うつ病は最悪の場合、死に至る病だ。靴趣味に目覚めたおかげで、薬物療養だけに頼ることなく、生活療法の手段が増えた。間接的にではあるが、僕はゆかりさんに命を救われたのだ。本当にありがとう


今日はこれまで。また次の記事でお会いしましょう!

Synk

1980年代生まれ。男性。独身。日本在住。IT企業勤務。

現在の関心はうつ病の回復と投資。そして、幸せに生きること。

うつ病という医療に関するセンシティブな話題を扱うため、匿名性を重要視しています。

このブログから発信される記事は、あくまでも僕の個人的な体験談として受け止めてください。