今日は、 ChatGPTなどに代表される、対話型AIの使い方について、ちょっとしたコツを伝える。
僕はIT企業に勤めているため、普通の人たちと比べて、少しばかりITに対するリテラシーが高いのだ。
うつ病を患っていて、自己評価が低い僕だけれど、この点に関してだけは自信がある。
対話型AIは相談相手である
僕がこの気づきを得たのは、孫正義氏の特別講演を視聴した時だ。孫正義氏といえば、ソフトバンクの創業者であり、日本を代表する実業家として知られている。

そんな彼が、AIについて語っている講演がある。 「孫正義による金魚とAIの話」 として有名だ。
多分にポジショントークが含まれてはいるが、それでも、彼の言葉には説得力がある。
まずは、その動画を視聴してほしい。全部観るのが面倒な人は、14分から15分40秒までの部分だけでも問題ない。
孫さんによれば、 AIはサーチエンジンではなく、相談相手である という。彼は、日々AIとの対話を通して、自分のビジネスについて考えるそうだ。
僕はこの動画を試聴して、うつ病との戦いの中で、対話型AIを使ってみることにした。
実際、WordPressというサービスプラットフォームの選定・このブログ名やコンセプトの決定・記事の推敲・URLスラグの英語化など、 すべてAIとの対話を通して、爆速で実現した。

対話型AIを使う際のコツ
ここからは、そんな僕が感じた対話型AIの使い方について、ちょっとしたコツを伝えたい。

1. 「私」と「あなた(AI)」の関係を意識する
対話型AIは、その名の通り、対話するAIだ。対話は一人ではできない、相手としてのAIを意識することが大切だ。だから、AIに対しては「あなた」と呼ぶことを心がける。

2. 一度に一つのテーマに絞る
人間相手に相談する時と同じだ。一度に一つのテーマに絞ることで、AIも的確な回答を返しやすくなる。

3. 「私」に関する情報を可能な限り提供する
対話型AIは、技術的な制約により、会話のたびに「私」に関する記憶を失うことがある。
より具体的にいうと、個々のチャットにおけるセッションが切断されるたびに、AIは「私」に関するメモリをリセットする可能性がある。
簡単に言うと、とにかくAIは忘れっぽいと思っておけばいい。

4. 最初の質問に、相談内容をしっかりと整理して、全部詰め込む
ここが一番大事だ。
対話型AIは、技術的・コスト的な制約により、会話が長く続くと、回答の精度が落ちることがある。具体的には、AIの返す回答が、最初の質問に対して的外れになったり、「私」が欲しい答えを忖度して返してくるようになる。これでは相談にならない1。
だから、最初の質問に、相談内容をしっかりと整理して、全部詰め込むことが大切だ。

実践編
それでは、実際に対話型AIを使ってみよう。
内容は、先日公開した記事「連続投稿をあえてストップしてみた」のレビューと、URLスラグの英語化だ。この記事を書いた時は、急いでいたので、URLスラグが日本語のままになっている。ちょうど良い機会だ。
先述したコツを意識しながら、対話型AIへの質問を作成してみよう。
AIへの相談内容の実例
私は、1980年代生まれの日本人、独身の男性です。IT企業に勤めています。私は現在うつ病を患っており、その回復に向けて日々取り組んでいます。その行為の一環として、情報を発信するために、「シンとフォンドの冒険」というブログをWordPress.comで運営しています。主なテーマは、うつ病からの回復、投資や幸せな人生についての考察です。
以下に、本日書いた記事を添付するので、編集者と読者の視点からのレビューをお願いします。また、記事の内容に相応しいURLスラグの候補を英語で5つ提案してください。加えて、本記事に相応しいタイトル案を日本語で5つ提案してください。—
タイトル:
「連続投稿をあえてストップしてみた」本文:
昨日は記事を書かなかった。
もし、昨日も記事を書いていたなら、連続投稿日数が20日に到達していただろう。
だからこそ、敢えて連続投稿をストップした。ブログ記事を書くという行為が、義務になることを避けたかったからだ。
ブログ投稿は、僕にとって趣味であり、仕事ではない。
うつ病からの回復をコンセプトの1つとする、このブログにおいて、記事を書くことがストレスになってはいけない。
書きたいときに書く、それだけ。今はスッキリしている。
今日はここまで。また次の記事でお会いしましょう!
さて、AIはどのような回答を返してくれるだろうか。結果については、匿名化された形で共有しておくので、興味がある人は参照してほしい。
それでは今日はここまで。また次の記事でお会いしましょう!
- 人間相手の相談でも、似たような経験をしたことがある人もいるだろう。会話がダラダラと続くと、相手の意図がわからなくなり、的確なアドバイスができなくなる。相談された人も、次第に面倒になってきて、適当な返答をするようになる。
「答えが欲しいのではなく、共感して欲しい」ってやつだ。AIも、そのような接待モードをとることがある。コミュニケーションのあり方は、AIも人間も同じなのだ。
余談だが、僕は対話型AIによって、人間の仕事が奪われるとは思っていない。なぜなら、最初に問いを立てるのは、人間だからだ。人間に、何かを知りたいという欲求がある限り、問いを立てるという仕事は失われないと考えている。 ↩︎








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[…] Synk『AIとの対話を深めるコツ』より引用 […]
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